2024/01/03 23:20



ブリュー率/Brew Ratio



レシピのコーヒー豆の量とお湯の量をどのように決めているのでしょうか。

ブリュー率とは、コーヒー豆とお湯の比率のことです。

ブリュー率はBrew Ratioともいいます。

この比率を使えば、コーヒー豆の重さに対してお湯の量が決まります。


例えば、料理のレシピ本には(4人前)とその分量が載っていたとします。

2人前でも1人前でも、分量を2で割ったり4で割ったりして同じ味の料理が作れそうですよね。

これも分量と人数の比率を使っています。


例えば、コーヒー豆を30gに対し、お湯350g使うとします。

これは

コーヒー豆:お湯=30:350 

です。

これをコーヒー豆1gあたりに使うお湯の量を考えます。

上の式を30で割れば求めることができ、÷30をすると

     コーヒー豆:お湯=30÷30:350÷30 

                     = 1:11.666… 


この比率がブリュー率であり、比率に対する味わい(濃度感)のイメージを知っていると好みのレシピを作れるのです。


イメージ

ブリュー率

TDS(濃度)%

湯250gあたり豆量g

さっぱり

1:17

1.26

14.7

華やか

1:16

1.35

15.6

バランス

1:15

1.45

16.7

軽重

1:14

1.58

17.9

重軽

1:13

1.71

19.2

しっかり

1:12

1.88

20.8

どっしり

1:11

2.09

22.8


thy coffee では、

深めの焙煎のコーヒーを1:約12 

中煎りほどのコーヒーを1:13~14

浅煎りのコーヒーを1:15~16に設定しています。


家で深煎りの豆15gを使って淹れようとしたとき、

15×12  

すれば、どのぐらいお湯を使えばよいか求めることができます。


コーヒーの味わいに影響する要素は、

湯温、豆を挽く細かさ、注ぐタイミング、・・・

様々ありますがブリュー率が与える味わいの影響は、そのどれよりも大きいものです。